← 提案についてに戻る
A案:MVP実装
志望校登録機能 提案書
過去問学習に、やる気と見通しを与える
作成日: 2024-12-26
方針
既存のアプリに最小限の変更を加え、早期にユーザー価値を検証する。
現状の「大学検索」をトップとした構造を維持しつつ、マイリストや解答画面に機能を追加する形で実現する。
US-1: 学習リソースの効率的配分
解いた問題が「今後注力すべきか」「見切りをつけるべきか」を判断し記録したい
結論:ステータス(◯△✕)+ 自由記述メモの組み合わせで実装する。
⚠️ 背景と課題(重要)
クライアントは◯△✕のステータス機能を想定している。機能自体は妥当だが、以下の課題がある:
- 「◯=正解」と誤解されやすい
受験生は過去問でほぼ◯がつかない。◯がつかない画面を見てモチベーションが下がるリスク
- ✕が増えるとモチベーションが下がる
現役生はほとんど✕だらけになる現実。「戦略的に見切れ」というハック的なニュアンスはアプリの立ち位置として避けたい
- 過去問は画像ベースである
問題は1つの画像として提供される。「大問2の(3)だけ復習したい」のような細かい粒度の記録ができない → メモ機能で解決
提案:ステータス + メモ
| 機能 |
役割 |
| ステータス(◯△✕) |
集計・可視化・フィルタリングのためのカテゴリ |
| メモ(自由記述) |
「大問2(3)だけ復習」のような細かい粒度の記録 |
なぜ両方必要か:
- ステータスだけでは「何を」「どう」復習するかが残らない
- メモだけでは集計・俯瞰ビューができない
- 両方揃って初めて、学習リソース配分の判断と振り返りが可能になる
【要検討】ガイダンスのレベル
◯△✕をどう使ってほしいかのアナウンス(凡例・ツールチップ・オンボーディング等)をどの程度行うかは要検討。
UIイメージ(解答後)
┌─────────────────────────────────────────┐
│ この問題どうだった? │
│ │
│ [◯] [△] [✕] │
│ │
│ メモ(任意): │
│ ┌─────────────────────────────────────┐ │
│ │ (3)の積分、置換のパターン復習 │ │
│ └─────────────────────────────────────┘ │
└─────────────────────────────────────────┘
実装箇所
- 解答・解説画面: 問題を解いた直後にステータス+メモを記録
- マイリスト > 解答済み: ステータスでフィルタリング可能。メモも表示・編集可能
US-2: 志望校に対する現在地の俯瞰
志望校の過去問に対して自分がどの程度対応できているかを俯瞰したい
結論:マイリスト「解答済み」タブの拡張で実現する。
提案
- 「志望校のみ」フィルターの追加
解答済み一覧で「志望校のみ表示」にチェックを入れると、志望校に関する問題だけに絞り込める
- グルーピング表示の切り替え
現状は「日付別」グルーピングだが、「大学×年度×科目別」グルーピングに切り替え可能にする
UIイメージ
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ 解答済み │
│ [✓] 志望校のみ 並び替え: [大学/年度/科目] │
├─────────────────────────────────────────────┤
│ │
│ ▼ 北海道大学 2025年度 英語(3/4問) │
│ ├─ 大問1 ◯ │
│ ├─ 大問2 △ 💬「長文の構造把握を復習」 │
│ └─ 大問3 ◯ │
│ │
│ ▼ 北海道大学 2025年度 数学(2/5問) │
│ ├─ 大問1 ◯ │
│ └─ 大問3 ✕ │
│ │
│ ▶ 明治大学 2025年度 英語(1/4問) │
└─────────────────────────────────────────────┘
実装箇所
- マイリスト > 解答済み: フィルター追加、グルーピング切り替え
US-3: 過去問への素早いアクセス
解きたい大学・科目の過去問にすぐたどり着きたい
結論:2つの導線を用意する。
- 大学検索に「志望校タブ」を追加
- マイリスト「大学」タブに志望校を表示(パスナビリンク付き)
1. 大学検索に「志望校タブ」を追加
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ 大学検索 │
├─────────────────────────────────────────────┤
│ [大学名で探す] [都道府県で探す] [🎯志望校] │
├─────────────────────────────────────────────┤
│ │
│ 志望校(3校登録中) │
│ ┌─────────────────────────────────────────┐ │
│ │ 北海道大学 → │ │
│ │ 明治大学 → │ │
│ │ 日本大学 → │ │
│ └─────────────────────────────────────────┘ │
│ │
│ [+ 志望校を追加する] │
└─────────────────────────────────────────────┘
- 検索不要でワンクリックで大学詳細へ
- 最大10校を一覧表示
2. マイリスト「大学」タブの拡張
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ マイリスト > 大学 │
├─────────────────────────────────────────────┤
│ 🎯 志望校 │
│ ┌─────────────────────────────────────────┐ │
│ │ 北海道大学 │ │
│ │ [過去問] [パスナビ: 入試科目] [偏差値]│ │
│ ├─────────────────────────────────────────┤ │
│ │ 明治大学 │ │
│ │ [過去問] [パスナビ: 入試科目] [偏差値]│ │
│ └─────────────────────────────────────────┘ │
│ │
│ ★ お気に入り │
│ ┌─────────────────────────────────────────┐ │
│ │ 日本大学 [志望校に追加] │ │
│ │ 千葉工業大学 [志望校に追加] │ │
│ └─────────────────────────────────────────┘ │
└─────────────────────────────────────────────┘
- 志望校とお気に入りを視覚的に区別
- 志望校にはパスナビへのショートカット(入試科目・配点、偏差値・共テ得点率)
- お気に入りから志望校への昇格ボタン
US-4 & US-5: 動機づけ・志望校の存在感
サービスを開いたときに学習を続けたい気持ちになりたい / 志望校の名前が見えやすい場所にあってほしい
A案では効果が限定的。B案で本来の価値を発揮する。
A案ではUS-1・US-2・US-3の機能により部分的に満たされるが、トップページが大学検索のままのため、「開いた瞬間に進捗が見える」「志望校名が目立つ」といった体験は弱い。
A案での実現範囲
| AC |
A案の対応 |
課題 |
| 開いたときに「空っぽ」に見えない |
△ |
トップは大学検索のまま。マイリストに遷移しないと進捗が見えない |
| 志望校名が目立つ場所に表示される |
△ |
タブ切り替えやマイリスト遷移が必要 |
| テンションが上がる見せ方 |
✕ |
リスト形式。赤本的な華やかさはない |
判断基準
「動機づけ」「志望校の存在感」を重視するかで判断が分かれる。
- 動機づけはあればベター程度 → A案で十分
- 動機づけこそがコア価値 → B案を選ぶべき
US-6: 最初の一歩の明確化
初めてサービスを使う受験生として、今すぐ何をすべきかを知りたい
結論:A案ではシンプルなCTAを追加する程度。チュートリアルを徹底するとB案に踏み込む。
A案での実現範囲
各機能のノーデータ状態に、シンプルなCTAを追加:
- 解答済み: 「まだ問題を解いていません。[大学を検索する]」
- 志望校タブ: 「志望校が登録されていません。[志望校を登録する]」
- マイリスト大学: 「お気に入りの大学がありません。[大学を検索する]」
US-7: 志望校の段階的な決定
志望校を仮で登録し、後から変更したい。受験戦略は過去問を解きながら固まっていくため。
結論:マイリスト「大学」タブで志望校とお気に入りを上下に分けて表示。昇格・降格の導線を用意する。
お気に入りと志望校の関係性
| 観点 |
お気に入り |
志望校 |
| 性質 |
アプリ内ブックマーク |
特別な一覧 |
| 用途 |
練習相手・模試的な使い方 |
進捗把握、パスナビリンク |
| 上限 |
実質上限なし |
10枠 |
| ヒエラルキー |
下位 |
上位(昇格・降格の関係) |
US-8: 後で取り組む問題の管理
「後で解く」と決めた問題を忘れずに消化したい
結論:A案ではUS-1・US-2のHowで達成済み。
US-1(ステータス+メモ)とUS-2(解答済みタブ拡張)により:
- 「△(復習)」をつけた問題 = 後で取り組む問題
- 解答済みタブでステータスフィルター → 「復習」だけ抽出
- 志望校フィルター → 志望校に関連する問題を識別
US-9: 短期集中利用(共通テスト後)
共通テスト後に過去問を本格的に使い始める受験生として、最短で問題を解き始めたい
重要:アプリ利用の9割5分は共通テスト直後に集中する
共通テスト翌日に採点確認・問題確認のために有料契約して来るユーザーが大多数。「大学入学共通テスト」というダミー大学データに共通テストの過去問が格納されているが、現状このダミー大学へのアクセスが分かりづらい。
結論:大学検索画面に「共通テスト」バナーを追加する。
UIイメージ
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ 大学検索 │
├─────────────────────────────────────────────┤
│ [大学名で探す] [都道府県で探す] [🎯志望校] │
│ ... │
│ │
│ ┌─────────────────────────────────────────┐ │
│ │ 📝 共通テスト 2025 │ │
│ │ 問題・解答・解説はこちら → │ │
│ └─────────────────────────────────────────┘ │
└─────────────────────────────────────────────┘
【要確認】仕様の確認事項
| 確認事項 |
影響 |
| 共通テスト翌日に速報的に問題が掲載されるか? |
されるなら「速報公開中!」等の訴求が可能 |
| 常時表示か、時期限定表示か? |
時期限定なら共テ前後に目立たせる動的表示が有効 |
US-10 & US-11: 目標設定・時期に応じた問題
結論:A案ではスルー。B案のみで対応、または将来検討。
US-10: 目標設定と期限意識
- カウントダウン表示やカレンダー的なUIは完全な新規開発が必要
- A案(既存機能へのちょい足し)の範囲を超える
US-11: 時期に応じた問題の提示
- 「今の時期に解ける問題」を判定するには単元データの整備が前提
- 単元データは「歯抜けになる」課題がある
- A案の範囲を超える。B案でも優先度は低い
A案 まとめ
実装するもの
| US |
内容 |
実装箇所 |
| US-1 |
ステータス(◯△✕)+メモ |
解答・解説画面、マイリスト解答済み |
| US-2 |
志望校フィルター、グルーピング切り替え |
マイリスト解答済み |
| US-3 |
志望校タブ、パスナビリンク、昇格ボタン |
大学検索、マイリスト大学 |
| US-6 |
シンプルなCTA追加 |
各機能のノーデータ状態 |
| US-7 |
志望校/お気に入りの上下分け |
マイリスト大学 |
| US-8 |
(US-1, US-2で達成済み) |
- |
| US-9 |
共通テストバナー |
大学検索 |
B案に委ねるもの
| US |
理由 |
| US-4 |
動機づけ・華やかさはダッシュボード向き |
| US-5 |
志望校の存在感・赤本効果はダッシュボード向き |
| US-6(徹底版) |
チュートリアルの徹底はダッシュボード向き |
| US-10 |
カウントダウン等は新規開発、ダッシュボード向き |
| US-11 |
単元データ整備が前提、将来検討 |